Twitterでこの先生きのこるには – ふぁぼ爆撃の傾向と対策

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.    | (,,゚Д゚) < この記事は mikutter アドベントカレンダー 21日目の記事です。
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今年も年の瀬が近づき、寒さが一層厳しくなってまいりました。それはさておき。

mikutter アドベントカレンダーについて名乗りを挙げたのですが、至らない私はなんとmikutterを使ったことがありません。仕方ないのでとしぁ氏に味噌カツをおごった時の話でもしようかと思ってたのですが、それはまたの機会に。

今回は、ふぁぼ爆撃のお話です。

User Streams – それは、戦争の幕開け

Twitterが”ChirpUserStreams”を公開したときの衝撃は、それは大きなものでした。

僕は当時からTwitterクライアントを開発していたので、開発者として一足早く世界を垣間見たのですが、江戸時代の田舎の農家から現代の東京に飛ばされたかのような、一足とびに未来に来てしまったかのような、そんな感じでした。

それからしばらくの後、”ChirpUserStreams”は名前を変え、”User Streams”として一般に開放されました。

User Streamsは人々にタイムラインを追う楽しさを与えました。リアルタイムで届くツイート、mention。しかし、そんな平和な日々も長くは続きませんでした。

そう。人々は気付いてしまったのです。

「ふぁぼ通知」も、リアルタイムで届くことに。

ふぁぼとキチガイと私

それまでは大きな意味を持たなかった「ふぁぼ」。

それがUser Streamsによって力を得ました、圧倒的な質量を持って。

ふぁぼられ

ふぁぼられている例

 

Krileがこの一翼を担っていることについては謝罪すべきかもしれませんし、そうではないかもしれません。個人的にはとしぁ氏に味噌カツをおごったのでもう許されたと思っていますが、またそれはさておき。

リアルタイムで届く大量の通知は、時にディスプレイを埋め尽くし、時にiPhoneを文鎮化します。さながら DDoS アタックと言えます。

簡単な対策としては、通知を無効にしてしまうことでしょう。しかし、通知はTwitterユーザーにとってもはやなくてはならないもの。通知のないTwitterは、ネギのないラーメンのようなものです(?)。

通知を切れない我々は、キチガイによる爆撃に怯えながら暮らすしか無いのでしょうか。

否。

人類は、困難な状況に置かれた時、いつでも知恵によって生き延びてきました。

今回も、きっと立ち向かえるはずです。

ふぁぼ爆撃の分析と三次元爆撃

ふぁぼ爆撃について、おさらい。

ふぁぼ爆撃とは、ツイートのお気に入り登録(ふぁぼ)を大量に行うことによって、相手の精神力を大きく奪う攻撃的行動である。

要するにたっぷりふぁぼをあげることによって通知で絞め殺す感じです。

そのふぁぼには、大きく3タイプあります。

1. 遡り型ふぁぼ爆撃

爆撃対象者のツイートを遡り一気にふぁぼることで大量のふぁぼを与える攻撃です。

手軽に大量のふぁぼが贈れるため、広く用いられる攻撃です。

2. マルチアカウント型ふぁぼ爆撃

爆撃対象者のツイートを複数のアカウントからふぁぼることにより大量のふぁぼを与える攻撃です。

爆撃者のアカウント数に応じた威力を確定的に与えることができ、また、1.と組み合わせることにより、n倍の効果を持つ爆撃を行うことができます。

3. トグル型ふぁぼ爆撃

ふぁぼとあんふぁぼを繰り返すことにより、疑似的に大量のふぁぼを与える攻撃です。

あんふぁぼを通知できるクライアントが少ないため効率がよくありませんが、ふぁぼ爆撃の新機軸として注目されています。

ふぁぼ爆撃に対する対策

現在のところ、ふぁぼ爆撃が極めて限定的な範囲でしか行われていないことが多いため、ふぁぼ爆撃に対する有効な対策を備えているクライアントは多くありません。

しかしながら、mikutter [1]@haru067 氏の ShootingStar [2] など、爆撃への耐性を備えたクライアントがいくつか出現してきています。
これらのアプローチを整理します。

アプローチ 1. 大量の通知に耐えられるアーキテクチャ・UI設計

mikutterのソリューションです。
そもそもの設計から、大量の通知を想定した通知方法や管理アーキテクチャを導入しておくことにより、ふぁぼ爆撃の被害を最小限に抑えるものです。

アプローチ 2. 意味のない通知を遮断する

ShootingStarが”インビジブルなんとか”として導入しているソリューションです。
ShootingStarがAndroid向けの端末ということもあり、現実的な解法としてイベントの通知をポップアップで行わざるを得ません。
そこで同一ユーザーからのふぁぼられについて通知を抑制することでふぁぼ爆撃(1.)に対応するものです。

これら先人の教えに従い、また、ポップアップで通知を出すことを前提に、対策手法を考えてみましょう。

提案: 3タイプの爆撃に応じた対策

基本的なアプローチとしては、一定時間内に一定以上のイベントを観測した場合に通知を抑制する、というものです。
それらを種別に応じて適用すると:

1. 遡り型ふぁぼ爆撃

ShootingStarのアプローチ(同一ユーザーからのふぁぼられ通知を抑制)が最もよく働くと思われます。
通常のふぁぼられを誤って判断しないよう、または判断されても問題が生じないよう、注意が必要です。

2. マルチアカウント型ふぁぼ爆撃

ポップアップ型の通知において、(通知を読ませる気があるときは)通知が大量に来た場合に一定時間キューして読める時間を確保してやる必要があります。
このキュー時間を利用して、同一のツイートのふぁぼをまとめてしまうという方法があります([★: @null ほか 7人] のように)。
このようにしてしまえば、ネタツイートが盛り上がった場合でも疑似爆撃状態に陥ることを防げます。
または、ユーザーIDの相似度(爆撃IDは類似していることが多い)を用いるという手段もあるでしょう(参考: レーベンシュタイン距離)。

3. トグル型ふぁぼ爆撃

一度あんふぁぼされたツイートに対しては、以降そのユーザーのそのツイートに対するアクティビティの通知を行わないという方法が最も効果的であると思われます。
もっとも簡易に対策が行えるでしょう。
もしくは、あんふぁぼを一切取り扱わないというソリューションもありだと思います。

重畳型爆撃に対する発展

先に述べた3対策のうち、1.と2.においては併用されることが多くあり、二次元的な爆撃となることが多くあります。
これらに対しては、遡り爆撃のフィルタをマルチアカウントに拡張してやることで対応が可能となります。

ただし、爆撃の序盤において、遡り爆撃と判別されるまでに時間を要する場合、非常に多くのアカウントから並列して爆撃を受けるような場合には被弾してしまう可能性があります。
爆撃序盤は上手にマルチアカウント型ふぁぼ爆撃でフィルタできるようにする必要がありますが、同じツイートを同順でふぁぼってくるとも限らないため、このあたりは各クライアントのふぁぼり方を見てやる必要があるかもしれません。

依然として残る問題点

これらのアプローチに残る問題点としては、以下のようなものがあります。

一定時間を置いてふぁぼり続ける行動への対策

@azyobuzin などが行うふぁぼり方ですが、通知制限に引っかからない程度のスピードで延々とふぁぼり続けるというものがあります。
このような暇なふぁぼり方をするユーザーは少数であるため、ユーザーのブラックリストを持っておくのが最も良いと思われますが、大局的に見てフィルタを行うアプローチが良いか、それともユーザーに明示的に指名させてフィルタするアプローチが良いか決めかねています。

複数のアカウントから別々のツイートを一斉にふぁぼる行動への対策

未だ見たことがないふぁぼり方ですが、ふぁぼ爆撃への対策が進行した場合に出現する可能性があります。
しかしながら、コストパフォーマンスが非常に悪いため(1アカウントにつき1-2ふぁぼ程度しか贈れず、最大ふぁぼ贈呈数も最大遡り数によって制限される、また専用ツールの支援などがない限りは実現が困難)、対策する価値があるかどうかは甚だ疑問です。

おわりに

ふぁぼ爆撃について一本ブログ記事を書くというとてもアホなことをしていますが、今後の自分の参考にします。

mikutterという単語は数えるほどしか出てきていません。mikutter アドベントカレンダーとはなんだったのか。
ごめんねとしぁさん、味噌カツまたおごります。

次は もぐのさんです。がんばってね。

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